議事録の書き方:記録すべき項目と録音からのまとめ方
ZensNote editors · · 7分で読めます
議事録を作るとは、実際に何をすることか
議事録を作るとは、会議で何が決まり、誰が何をすることになったかを、正確かつ簡潔に記録することです。ここでよく混同されるのが2つのこと。議事録をとる(公式な記録を書く)ことと、会議を録音する(音声を残す)ことです。録音があれば議事録はずっと書きやすくなりますが、録音が議事録の代わりになるわけではありません。
議事録は文字起こしではありません。誰が何を言ったかを40ページも読みたい人はいません。よい議事録があれば、会議に出られなかった人でも数分で、何が決まったか、何がまだ決まっていないか、次に自分が何をすべきかがわかります。そして3か月後に「チームは本当にあの予算に合意したんだっけ?」と聞かれたとき、その拠りどころにもなります。
このガイドではこのあと、記録すべき項目、コピーして使えるテンプレート、公正な会議の録音のしかた、そして録音を全部聞き直さずに議事録を仕上げる方法を説明します。
議事録に記録すべき項目
手書きでも、その場でタイピングしても、あとで録音から作る場合でも、ほとんどの議事録に入れるべき項目は同じです。正式な理事会や委員会には独自のルールがあることもありますが、基本はこれです。
同じくらい大切なのが、書かないことです。雑談、冗談、誰がいちばん強く主張したかは省きます。立場は中立的に、たとえば「スケジュールについて懸念が出された」のように書き、批判を個人に結びつけないようにしましょう。ただし、組織のルールで発言者ごとの立場の記録が求められる場合は別です。公平に読める議事録はすぐに承認され、誰か一人の言い分に見える議事録は新たな議論の火種になります。
- 基本情報:会議名、日付、開始・終了時刻、場所またはオンライン会議のリンク。
- 参加者:出席者、欠席者(欠席の連絡があった人)、議長、議事録の作成者。
- 議題:議事次第と同じタイトルを順番どおりに使い、読み手が追えるようにします。
- 主な議論のポイントを簡潔に。すべての発言ではなく、主な論点や選択肢を議題ごとに1〜3文で。
- 決定事項を明確な言葉で。正式な採決では、議案の正確な文言、提案者と賛同者、結果を記録します。
- アクション項目。それぞれに担当者1人と期限を付けます。担当者のいないアクションは、たいてい実行されません。
- 未解決の質問や保留にした項目。いつの間にか消えてしまわないように残します。
- 次回の会議の日付(決まっていれば)。
コピーして使える議事録テンプレート
これを文書に貼り付けて埋めていきます。見出しは毎回同じにしておくと、どこを見ればいいかをチームが覚えてくれます。
架空の町内会の菜園委員会を例に、記入済みの項目を1つ紹介します。その下が空欄のテンプレートです。議題3:水道代。議論:夏の水の使用量が予算を超えた。選択肢は雨水タンクの導入か、会費の値上げ。決定:会費を変える前に、1シーズン雨水タンクを試す。アクション:佐藤さんが11月15日までに雨水タンクの見積もりを3件取る。鈴木さんが11月20日までに会員向けのお知らせを下書きする。
- 会議名:[名称]|日付:[日付]|時間:[開始〜終了]|場所:[会議室またはオンライン会議]
- 議長:[氏名]|議事録作成:[氏名]
- 出席者:[氏名]|欠席者:[氏名]
- 1. 前回議事録の承認:[承認/修正のうえ承認:…]
- 2. [議題]:議論:[1〜3文]。決定:[正確な文言]。アクション:[担当者、作業、期限]。
- 3. [議題]:議論/決定/アクション(上と同じ)。
- 未解決事項:[再検討する質問と、次回に持ち帰る人]
- 次回会議:[日付、時間、場所]
- アクション一覧:[上記のアクションをすべて1つのリストに:担当者、作業、期限]
議事録のために録音する前に:同意と準備
会議の録音は、何より信頼の問題です。必ず最初に全員へ録音することを伝え、議事録を書くためだけに使うと説明し、反対できる機会を設けましょう。会話の録音に関するルールは国や地域によって異なり、全員の同意が必要な場所もあるので、自分のいる場所のルールと組織の方針を確認してください。迷ったら、はっきり尋ねて明確な了承をもらいましょう。
録音をどう扱うかも伝えます。誰がアクセスできるか、どこに保存するか、いつ削除するか。よくある妥当なルールは、議事録が承認されたら音声を削除するというものです。人事など機密性の高い議題では録音を止めることを申し出て、議事録にはその議題が記録外で話し合われたとだけ書きましょう。
そのうえで、実際に使える音声になるよう準備します。
- スマホをテーブルの中央に、やわらかいものの上に置き、マイクをふさがないようにします。
- 充電し、ストレージの空きを確保して、おやすみモードをオンにします。
- オンライン会議では、組織で許可されていれば会議ツール自体の録画・録音機能を使うか、静かな部屋でスピーカーの近くにスマホを置きます。
- 少なくとも最初の数回は、発言の前に名前を言ってもらいましょう。あとで議事録を書く人が、声と名前を結びつけやすくなります。
- 会議が始まる前に短いテスト録音をして、聞き直します。
会議中に議事録をとる方法
録音していても、会議中は簡単なメモを取りましょう。文字起こしではなく、決定事項とアクションを、その都度議題番号と一緒に書くだけです。これがあとで肉付けするための骨組みになり、録音のどこが重要かもわかります。
いちばん役に立つ習慣は、議題ごとに口に出して締めくくることです。議論がまとまったら、議長か議事録係が「では、雨水タンクを1シーズン試すことに決定。佐藤さんが15日までに見積もりを取る、ということで」のように言います。10秒で済み、その場であいまいさがなくなり、録音にもきれいな要約が残ります。
最後に、担当者と期限付きのアクションをすべて読み上げます。間違いはその場で訂正され、「結局誰が何をするんだっけ?」という確認メールを送らずに済みます。
録音からAIで議事録を作る:シンプルな流れ
録音から議事録を作るといえば、かつてはメモ帳を手に2倍速で聞き直すことでした。今では AI ツールが音声を文字起こしして要約してくれるので、あなたの仕事はゼロから打ち込むことではなく、確認して形を整えることになります。
たとえば議事録アプリとして ZensNote を使う場合、アプリで会議を録音し、休憩中は一時停止してもひとつの録音のまま残せます。途中でスマホのバッテリーが切れても、それまでに録音した音声はスマホに残り、アプリが復元を提案します。M4A や MP3 などの音声ファイルをアップロードすることもできます。要点をまとめた構成されたノート、別のタブに入った文字起こし、そしてそのノートにもとづいて答える AIチャットが手に入るので、すべての決定事項とアクションを一覧にするよう頼めます。話者の区別やビデオ会議ツールとの連携はないため、名前の照合やオンライン会議の音声の入手は、引き続きあなたの役目です。
多くのツールで使える流れは次のとおりです。
- 音声をツールに取り込む。アプリで直接録音するか、録音機や会議ツールのファイルをアップロードします。
- まず要約を読んで会議の全体像をつかみ、自分の簡単なメモと見比べます。
- 議事録に必要なものを聞く。すべての決定事項、担当者付きのすべてのアクション、そして未解決の質問です。
- テンプレートに書き込む前に、各決定事項とアクションを文字起こしと照らし合わせて確認します。AI は微妙なニュアンスを見落としたり、アクションを別の議題に結びつけたりすることがあります。
- 必要なところは自分で名前を補い、テンプレートで最終的な議事録を書きます。編集者は AI ではなく、あなたです。
議事録の確認・承認・保管
議事録の案は、記憶が新しいうちに、できれば1〜2日以内に送りましょう。期日を決めて修正を募り、メールで、あるいは次回の会議の最初の議題として承認を得たら、承認済みとします。
議事録はすべて1か所にまとめ、日付のあとに会議名を付けるなど、ファイル名の付け方をそろえておきます。新しい議事録は、毎回前回のアクション一覧の確認から始めましょう。何が済んで、何が遅れていて、何に新しい期限が必要か。この習慣ひとつが、どんなツールよりも確実な実行につながります。
最後に、約束どおりに録音を処理します。承認後に削除すると伝えていたなら、削除してそのことを知らせましょう。組織として録音を保管するなら、議事録と同じアクセスルールで保存します。どちらにしても、公式の記録は音声ではなく、承認された議事録です。
よくある質問
会議を録音するのは合法ですか?
場所によって異なります。参加者の1人が同意すれば録音してよい地域もあれば、全員の同意が必要な地域もあり、独自の方針を持つ組織も多くあります。安全なのは、録音することを告げ、理由を説明し、始める前に全員の同意を得ることです。これは法的な助言ではないので、機密性の高い場面では現地のルールを確認してください。
議事録は一字一句書くべきですか?
いいえ。議事録には決定事項、アクション、議論の簡単な要約を記録します。例外は正式な議案と採決で、こちらは文言どおり正確に書き残すべきです。
AI は録音から議事録を書けますか?
AI は録音を文字起こしして要約の下書きを作れるので、大幅に時間を節約できます。それでも、会議に出席した人がすべての決定事項とアクションを確認し、名前を補って、最終的な文言を承認する必要があります。
議事録用の専用レコーダーは必要ですか?
たいていは不要です。テーブルの中央、話し手の近くに置いたスマホで、ほとんどの会議室なら十分はっきり録音できます。大きな部屋や、長く正式な会議では、別のマイクがあると役立ちます。
議事録と会議メモの違いは?
会議メモは非公式なもので、自分の役に立てばどんな形でもかまいません。議事録は共有され承認された会議の公式記録で、出席者、決定事項、担当者と期限付きのアクションという一定の構成があります。